クラウドERPシステム【MA-EYES】

Excelから脱却し、SESの工数管理を自動化する。課題、効率化、ツール選定まで解説|ビーブレイクシステムズ

SESの工数管理

日々の業務でこんなお悩みはありませんか?
Excelでの管理が煩雑で非効率、プロジェクトごとの利益が曖昧、エンジニアの稼働状況がリアルタイムで把握できない…。
本記事では、このようなSES特有の工数管理の課題を解決し、事業成長につなげるための具体的な方法を解説します。正しい工数管理がなぜ重要なのか、その効率化に役立つツール選定のポイントまで、貴社が抱える悩みを解決するためのヒントがきっと見つかります。

SES企業が工数管理で直面する4つの課題

この章では、SES企業が抱えている代表的な課題とそのリスクについて解説します。

1. Excel管理による煩雑さと非効率な業務

SES業界でよく見られるのが、Excelでの工数管理です。 しかし、Excel管理ではデータ入力の手間やヒューマンエラーが発生しやすく、入力漏れや計算ミスによって不正確なデータが生まれる原因となります。
複数のシートやファイルにデータが分散することで、最新情報の把握も困難になります。
多くのSES企業が、「Excel管理からの脱却」を課題として挙げています。

2. プロジェクトごとの正確な収益性が見えない

プロジェクトごとの工数が正確に把握できていないと、 どのプロジェクトが利益を生み出しているのか、逆に損失を出しているのかが不明確になります。 これにより、採算が取れないプロジェクトに多くの人員を投じ続けてしまうリスクがあります。
正確な収益性を把握できていないと、事業全体としての利益は出ていても、特定のプロジェクトが赤字になっていたという状況に気付くのが遅れてしまいます。

3. リアルタイムでの進捗・稼働状況が把握できない

Excelや紙ベースでの工数管理では、エンジニアが入力した情報がリアルタイムで反映されません。 そのため、プロジェクトの進捗状況やエンジニア一人ひとりの稼働状況を迅速に把握することが困難になります。
急な人員配置の変更や顧客からの問い合わせに迅速に対応できないといった問題や、特定のエンジニアに業務が集中していることにも気づきにくく、オーバーワークによる離職リスクを高めてしまう可能性もあります。

4. 法的リスク(偽装請負など)の回避が困難

SES契約(準委任契約)は、クライアントにエンジニアの労働力を提供する契約形態です。 しかし、契約内容によっては「偽装請負」と見なされるリスクがあります。 「偽装請負」とは、形式上は請負契約でありながら、実態は派遣契約に近い状態のことで、労働基準法違反などの法的リスクが発生します。
具体的には、クライアントがエンジニアに直接業務指示を出している場合などに発生します。 正確な工数管理は、エンジニアの業務内容や指揮命令系統を明確にするための重要な証拠となるため、法的リスクを回避する上で不可欠です。

工数管理がSESビジネスの成長に不可欠な理由

SES事業を成長させるためには、エンジニアの稼働状況やプロジェクトごとの採算性を正確に把握することが欠かせません。なぜ工数管理がSESビジネスの成長に直結するのか、その理由を解説します。

利益率向上:正確な工数管理が利益の最大化に直結する

正確な工数管理は、プロジェクトごとの売上と原価を明確にし、 どのプロジェクトがどれだけの利益を生み出しているかを可視化します。 利益率の低いプロジェクトの原因を特定し、単価交渉や人員配置の見直しなどの具体的な対策を講じることが可能になります。
また、エンジニアの稼働率を正確に把握することで、稼働率の低いエンジニアを特定し、新たなプロジェクトにアサインするなど、リソースを最適化できます。

契約トラブル防止:証拠となる工数データがトラブルから企業を守る

SES契約では、クライアントとの間で「契約範囲外の業務を依頼された」「残業時間の認識が違う」といったトラブルが発生することがあります。 このようなトラブルは、企業の信頼を損なうだけでなく、追加費用の交渉にも影響します。 工数管理ツールで正確に記録された工数データは、不当な要求やトラブルから自社を守り、健全な取引関係を維持することに繋がります。

【MA-EYESが選ばれる理由】SESに特化したクラウドERPの強み

ERPとは、企業の経営資源(ヒト・モノ・カネ)を統合的に管理し、経営の最適化を図るためのシステムです。 クラウド型のERPは、インターネットを通じて利用できるため、場所を選ばずにリアルタイムで情報を共有できます。

「MA-EYES(エムエーアイズ)」はSESに特化したクラウドERPです。
事業特有の商習慣を熟知しているからこそ提供できるSES特化の機能を標準搭載しています。 工数管理だけでなく、案件の受注から請求、入金までの一連の業務フローを一元管理できるERPで、部門間の情報連携がスムーズになります。
MA-EYESが選ばれる理由を紹介します。

工数と勤怠を同時に管理:二重入力が不要

MA-EYESは、 勤怠管理と工数管理をどちらも1つのシステムで管理ができるため、出勤・退勤の情報をそのまま利用して工数の登録が可能です。
現場の入力負荷を減らすことで、正確な工数データの収集が可能になります。

リアルタイム経営:工数からプロジェクトの収益性を可視化

日々の勤怠管理と工数の登録をMA-EYESで行うことで、 プロジェクトごとの収益性をほぼリアルタイムで確認可能です。
常に最新の利益状況を把握でき、正確な経営判断が可能になります。「どのプロジェクトが好調で、どのプロジェクトが課題を抱えているのか」といった情報を常に可視化することで、早期にリスクを察知し、対策を立てることができます。

業務効率化:工数管理の自動化で業務を大幅削減

Excelでの手動管理は、入力作業や集計作業に多くの時間を要します。 工数管理を自動化することで、システムによるリアルタイムでの集計が可能となり、 請求処理や給与計算の時間が短縮されます。
MA-EYESはSES特有の複雑な単価の設定ができ、社員や外注エンジニアの単価を月額単金/超過/控除、基準時間/上限/下限をそれぞれ登録できます。工数の 実績データに基づいて、自動で請求書や支払データが作成されるため、請求漏れや金額の計算ミスを防ぐことができます。

SES企業の導入事例:FutureRays株式会社様
SES企業の導入事例:株式会社クリエイト工房様

失敗しないためのクラウドERPツール選定のポイント

クラウドERPツールは数多く存在しますが、自社に最適なツールを選ぶにはどうすれば良いのでしょうか。 ここでは、SES事業者が失敗しないために押さえておくべき、ツール選定のポイントを解説します。

SES特有の商習慣に対応しているか

SES事業では、一般的なシステム開発とは異なる商習慣が存在します。 ツールがこれらの商習慣に対応しているか、柔軟な契約形態や精算方法に対応しているかは重要なポイントです。
例えば、日割精算や月額固定、時間単位での請求など、多様な請求方法に対応できるかを確認しましょう。

現場の使いやすさ(UI/UX)はどうか

どんなに高機能なツールでも、現場のエンジニアが使いこなせなければ意味がありません。 使いやすさや自社に必要な機能を提供しているかを確認しましょう。 試用期間やデモを活用し、実際に従業員に使ってもらうのが最も確実な方法です。
入力の手間が少ない、モバイル対応しているなど、現場の負担を軽減できるツールであれば、工数入力の定着率も高まります。

他システムとの連携や拡張性は十分か

すでに利用している会計システムや給与計算システムと連携できるかどうかも重要なポイントです。 連携機能が充実していれば、データの二重入力や手動でのデータ移行といった手間を削減できます。
また、将来的に事業規模が拡大した際に、機能を追加したり、カスタマイズしたりできる拡張性があるかどうかも確認しておきましょう。 長く使い続けることを想定し、自社の成長に合わせて進化できるツールを選ぶことが大切です。

まとめ

本記事では、SES事業における工数管理の重要性と、その効率化のための具体的な方法を解説しました。 SES特化型クラウドERPを導入することで、Excelでの煩雑な管理から脱却し、収益性の向上、法的リスクの軽減、業務効率化といった多くのメリットが得られます。
ぜひこの機会に、貴社の工数管理体制を見直し、事業成長のきっかけとしてください。

MA-EYESはSESに特化したERPシステムです。1か月無料トライアルなども可能ですのでまずはお気軽にお問い合わせください。

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