2. クラウドとは

こちらはビーブレイク業務システム研究室です。

今回は「クラウド」について。

クラウドコンピューティングという言葉が一般的に使われ始めてから約8年。いまやITの様々な場面でクラウドサービスが使われています。

しかし、ヒトによって"クラウド"の定義が異なるので、何を表しているのかいまいちはっきりしない部分も多いです。

ここでは私なりにクラウドを定義していきたいと思います。

異論もあるかと思いますが、とりあえずひとつの考え方としてご理解くださいませ。

まず簡単に図に表してみました。ここに記載しているものについて一つ一つ見ていきます。

●クラウド以前からあるシステム形態

クラウドが登場する以前のシステムは、自分たちでサーバーを購入し、自社の施設内にサーバーを設置・運用する形態が一般的でした。それまではこの形態が普通でしたので、特別な名前で呼ばれることはなかったのですが、クラウドが登場してこの形態は『オンプレミス』と呼ばれるようになりました。

自社内でサーバーを管理するスペースなどがない場合は、『ハウジング』や『ホスティング』のサービスを使う事もあります。『ハウジング』は自社で購入したサーバーを設置・保管してもらうサービスで、『ホスティング』はサーバーを自社では購入せずに借りるサービスです。どちらのサービスも主にデータセンター事業者が提供しています。

●クラウドの登場

クラウドは、インターネットを介しサービスが提供され、サービスの範囲によって"IaaS"、"PaaS"、"SaaS"に分けられます。

IaaSは、ネットワークやOS、仮想サーバーなどインフラ部分をクラウド化したサービスです。

PaaSは、IaaSにプラスしてアプリケーションの開発・実行環境がサービス内に含まれています。

SaaSは、エンドユーザが直接利用することができるサービスです。「ASPサービス」を想像すると分かりやすいかもしれません。

つまりサービスの範囲で考えるとIaaS<PaaS<SaaSとなるわけです。

クラウドは大きく『パブリッククラウド』と『プライベートクラウド』に分けられます。

『パブリッククラウド』とは、クラウドサービス事業者が提供するクラウドサービスをインターネットを介して不特定多数の企業に対してサービスが提供されます。クラウドサービスというとこちらをイメージする方が多いのではないでしょうか?

一方、『プライベートクラウド』とは、クラウド技術を利用して特定の企業(もしくはグループ会社)に向けて提供されるシステムです。

この中には「ホスティング」に似た形態と「オンプレミス」に似た形態があります。それぞれホスティング型プライベートクラウドとオンプレミス型プライベートクラウドとここでは定義します。

ホスティング型プライベートクラウドは、サーバーの準備や設置は外部にお願いし、そこにシステムを構築します。そのシステムは自社やグループ会社のみが利用します。(ホステッドといわれることもあります)

オンプレミス型プライベートクラウドの場合は、企業が自社内でクラウドコンピューティングのシステムを構築し、自社やグループ会社のみが利用します。つまり、サーバーは自分たちで購入し自社内に設置、構築したシステムを自社がグループ会社などで利用します。利用者にとってはクラウドシステムを利用している感覚ですが、そのシステム自体は自社内で所有している形になります。

クラウドと言っても結構範囲が異なりますよね。

クラウドサービス提供会社は「わが社の製品はクラウドです」としか言わないので、どれに該当するかはサービス内容をきちんと見ないと分かりません。これが「クラウド」という言葉をややこしくしている要因の一つなのです。

なおMA-EYESはクラウドにもクラウド以外にも対応しています。お客様にとってベストな形をご提案いたしますので、お気軽にご相談くださいませ。

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