クラウドERPシステム【MA-EYES】

コラム「企業経営よもやま話」

ROI・ROE・ROA・EPS・PERとは

ここでは、ROI・ROE・ROA・EPS・PERについてご説明します。

まず株・株式とは、企業が発行した株(券)のことで、企業は設備投資や新規事業等で多くの資金が必要なとき等に外部から必要な資金を調達することです。企業は「株式」を発行して、投資家などに買い取ってもらい、資金を集めます。一方、企業の株式を買い取った投資家は「株主」となり、投資した企業が成長し利益をあげれば、その企業の株の価値=「株価」は買い取った金額以上の価値が出てきます。これを「株式投資」といい、投資家自身が成長性・信頼性等、魅力があると思う企業の株式を購入することで、直接的な投資を行い、その企業価値の向上の一端を担うことです。

ROI・ROE・ROA・EPS・PERとは、株価に対して収益状況や資本状況、資産状況などを加味して計算する指標群です。

ROI(Return On Investment)

投下資本利益率または投資利益率。利益÷投資額。投資した資本に対して得られる利益の割合。企業の事業や資産、設備の収益性、投資対効果を測る指標。ITへの投資に関してもROIにて収益性を測る指標とされる。

ROE(Return On Equity)

株主資本比率。純利益÷株主資本(%)。株主資本をいかに有効活用して利益を上げているかを示す。企業の成長性を図る株式指標として着目される。

ROA(Return On Asset)

総資本経常利益率。当期純利益÷総資産(株主資本+負債)(%)。総資産をいかに有効活用して利益を上げているかを示す。株主資本だけでなく、負債総額についても考慮した指標である。

EPS(Earnings Per Share)

1株あたり利益。当期純利益÷期末の発行済株式数。基本的な企業の収益性を表し、年間1株あたりいくら稼ぎ出しているのかを図る指標である。

PER(Price Earnings Ratio)

株価収益率。株価÷EPS(1株あたり利益)(倍)。1株あたり利益と株価を比較する指標。EPSの何倍まで買われているかを示す。同業種で相対的に見る指標である。

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