コンサルティング会社
背景と導入の目的
これまでコンサルティング現場ではプロジェクト管理を基本的に紙で行っていた。そのため、各プロジェクトの収益とコストの進捗状況を把握するために時間がかかり、不採算プロジェクトの発見や対応が遅れるというリスクがあった。また、各現場から上がってきた紙ベースのデータを経理などの担当部門がシステムに再入力しなくてはならないことや請求金額の把握を行うためにその都度、確認・集計が必要であるなど非効率な業務フローが発生していた。そのため現在の自社の規模に応じた業務プロセスの最適化を行うべくプロジェクト管理会計システムの導入を検討していた。また、今後の自社の競争力を高め、持続的に業績を拡大させていくためには、厳密な収支管理の実現やプロジェクト毎の稼働状況の把握(プロジェクトの見える化)、仕掛高の把握(財務状況の見える化)は今後の成長には欠かせないと考えていた。なお今回の導入は現在の人員と今後の拡大を前提に小規模からスタートでき、段階的な導入と将来発生するカスタマイズへの対応が容易なシステムにしたいと考えていた。